haraduka's diary

やる気が欲しい

回路の用語について(STM多め)

回路について知らなさすぎるので、忘れないように用語をまとめてみる(STM32の話多め)。

CAN
Controll Area Networkの略。相互接続された機器間のデータ転送に使われる規格。ロボット分野に置いても使われる。二本のデータ線からなり、電圧の差動によってデータを転送する(差動通信と言ってノイズに強い)。受信時にワイヤハーネスから受け取った差動電圧はトランシーバーと呼ばれるICによってデジタル信号に変換されてマイコン内部のCANコントローラーのRXポートに達する。送信時にはコントローラーのTXポートからデジタル信号がトランシーバーに送られて差動電圧に変換したあとワイヤハーネスに送られる。ネットワークトポロジーとしてはバス型をとるが、優先順位は特にない。データに対してIDを付加し、誰が使用するデータなのかを明示できる。


DFU, ST-LINK
Device File Utilityの略。FlashROMへの書き込みの方法の一つ。ST-LINKもFlashROMへの書き込みの方法の一つで、JTAGライターデバッガ(JTAGとはシリアル通信で回路内部と通信する仕組みであり、それを用いたライターデバッガがST-LINKということ)。基本的に外付けだが、STM32F4DISCOVERYとかはそのまま内部に乗っているらしい。


リンカスクリプト
プログラムやデータを物理的なメモリに配置する方法を示したスクリプト。PCの場合にはメモリの何番地にプログラムがロードされるなんてことはあまり気にしなくてもいいが、組み込みプログラミングの場合はCPUボードのメモリ量やメモリ配置によって書き換えなければいけないことがある。