haraduka's diary

やる気が欲しい

工場見学(三井造船編)

最後の三井造船ですー疲れた。
三井造船は日本国内の55%, 海外の10%のシェアを誇る造船会社です。
なんと奇跡的に進水式と被ったらしく、進水式を見てきました。最後に画像でも貼っておきます。

  • 船の先端にでっぱりのようなものがあるが、あれはバルバス・バウと言って、船と海面が接触している部分で起きた波と、そのでっぱりで起きた水中の波が上手く逆位相になって打ち消し合い、造波抵抗をなくすためにつけられている。ここの設計が一番難しいんだとか。
  • 船の価格は大体1台20億円で、そのうちエンジンが2億円程度を占める。
  • 三井造船はMAN-B&Wライセンスを使用しており、1kwあたりいくらとかのloyalityを払わなければならない
  • MAN-B&Wは低速エンジンで世界の80%のシェアを誇る会社。残りの19%くらいがワルチラ、残りが三菱重工である。
  • エンジンの名前は12K98MEのような名前であり、12気筒のK型エンジン、ボアの直径が98cm、Eは電子制御の意味である。カムの場合はCだったりする。
  • エンジンの重量は一番小さいやつで600トンだとか。クレーンの最大重量が350なので、二つを使って持ち上げている。また、それより大きい物はサブアセンブリを船の中で組み上げる
  • 普通の船は一ヶ月ほどで完成するが、自衛隊などの船は2年間くらいかかる。構造の難しさや、検査の厳しさが理由だそう。
  • イカリの形は特に決まっていなく、なんでも良いそう。
  • ディーゼルエンジンは基本は4サイクルだが、低速との親和性のため、2サイクルにしているらしい。
  • 20000kw/100rpm オッソw
  • knotという単位は0.5m/s。船は20knotくらいなので4m/sつまり14km/h?

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