jaxaと産総研(産総研編)
次は産総研編です。超音波の話とか結構面白かった。
産総研について
- これは産業技術総合研究所の略で、国の研究機関。
- 基本的には技術の開発をして特許を取り、それらのライセンスでお金を儲けるのが形らしい。
- 他にも実際の設備を企業に貸して儲けているんだとか。
氷に関する研究
- 水は0度になってからすぐに氷になるわけではありません。実際には-10度くらいまで下がってから、水に入っていたゴミが核になって氷になっていくんだそうです。例えば純粋な水を氷にすると、-40度くらいまでは凍らないんだとか。
- じゃあ過冷却状態を持続させることはできないだろうか?
- 不凍タンパク質AFPを水に混ぜるだけで核の生成を抑制してくれるんだそうです。ちなみにAFPは100万円/グラムするらしいです。この技術は応用すれば、配管の凍結防止とか色々役に立ちそうですね。
MEMSに関する研究
- MEMSはもうかなり成熟した産業らしいです。今はコストダウンと、もっと面白いものを作れないか、という二極化しているらしいです。
- 例えばカンチレバーとかを作って、それにピエゾ素子をつけて電圧の変化を測るとか
機械学習に関する研究
- 橋の老朽化に対して、どのように老朽化した橋とそうでない橋を見極めるか?
- 従来人が叩いていって、音の違いでやっていたが、それを機械学習でやりたいらしい
- 橋の先端と真ん中の違いとか考えると、難しそう?
- 機械系は土木とか情報とか色々な分野のbusになれてすごいいいと思います
- 個人的にはあまりこれ以上発展しなさそう
超音波に関する研究
- 最高に面白い
- 超音波は人に聞こえなく、また体を通りぬけやすいので体の中をスキャンしたりするのに最適
- これを何chも組み合わせて干渉させてあげれば、ある一点のみを焼ききることができる
- これは、結石を取ったり、がんの治療をしたりなどに役に立ちそう
- また、マイクロバブルを使えば、それを超音波で割ったときの衝撃波を用いてより固いものを細かく粉砕することができる
- 最近では、ある遺伝子を細胞に入れたいときにこの方法を使えばできるらしい
- これは、衝撃とともに細胞がくっついたとか、色んな説があるんだとか
- がんは、それが全て取り除けた、という証明がなければならないため、今の法ではこの方法は使えない
- 今やPC一台あればお腹のスキャンなどをすることができる
ロボティクスに関する研究
- DARPAに参加した
- chronoids(?)だかなんだか知らないplatformを開発しているらしい。調べても出てこないわからない。
- 最近では、エンターテイメントの方に力を入れていたが、今はもう停滞中
- 二足歩行のスペシャリストがたくさんいる
- そこに手を持っていけ!という指示を与えると、その動きを、安全に行えるように生成してくれるらしい
- hokuyoのURGと普通のカメラを積んでいるだけ
- これからは目の利用だとか、手の関節の動きとかに注力していくらしい
マーカー
- これは面白い
- 従来、マーカーというものを使って今の自分の手との相対位置とかを把握していたが、上から見てしまうとすごいぶれる
- そこで開発したのがマイクロレンズアレイである
- これは複数のレンズでできたシートの下に模様をつくることで、視線を変えると模様の場所が変わって角度がわかるというもの
- 今は一枚5000円くらいでサンプル発売しているらしいけど、最終的には100円以内にしたい
- 今は何個も作って、いいのがあったらそれを使う、というような感じだとか。無駄が多すぎる。